Amazonベストセラー

2014年11月27日木曜日

もっと多く出来て欲しいフリーランス向きの保険

『フリーランスで働く人にとって朗報!?ライフネット生命がフリーランスで働く人向けに保険商品の販売を開始』(http://spotlight-media.jp/article/85948700000158464
という記事があったが、こうしたフリーランス向けの保険は、多様な働き方に合わせてもっと沢山増えて欲しいと思う。

フリーランスは、正社員オンリーではなく、派遣社員オンリーでもなく、インターネットを使い、ノマド的に仕事場所を変えたり、在宅で仕事をしている人達であるが、今回の保険は、クラウドワークスでしか提供されていない。申し込むにはクラウドワークスに登録されたフリーランスである必要がある。

さっそく、クラウドワークスのページからライフネット生命が提供する保険内容を見てみると、
定期死亡保険が、30歳男性の場合、月に1230円で、1000万円の保険に入れるようだ。

これはお得な感じである。

何しろ、今までは、フリーランスとなってネットを使って働いている人達を誰も守ってくれない現実が続いていたのであるから。労働基準法適用外の労働者なのである。

今回のライフネット生命のフリーランス向けの保険は、こうした現状への改善の第1歩として評価したいが、もっと沢山の保険会社が提供してほしいものだと思う。

2014年11月23日日曜日

労働者を守らない日本

いつも思うのだが、政府やお役所といったところは、労働者や個人よりも企業しかも大企業優先で物事が決められる傾向がある。

例えば、
(A)日立子会社、三菱東京銀行の偽装請負を告発した社員を強制解雇

(B)「銀座でバイト」が原因で「局アナ内定」を取り消された女子大生が日本テレビを訴えた
はひどい話だと思う。

(A)では、メガバンクの銀行のやっていた偽装請負を日立子会社の社員が告発したにもかかわらず、反対に、その社員を解雇したのであるから(結果的に)、これではITエンジニアの告発は報われない。

(B)も、なんともひどい話である。銀座でのバイトが何であれ、アナウンサーの仕事に悪影響を与えるものではないにも拘わらず、女子大生の内定を取り消すなどということをしている。
女子大生の人生を滅茶苦茶にした日本テレビはこれで良いのだろうか?

いったい日本の厚生労働省は何をやっているのだろうか?
労働者を保護する主張や見解を示したり企業を指導することはないのだろうか?

もしも、上記のことが米国での出来事なら、扱われ方が全く異なっているだろうにと思う。
日本では、なぜだかニュースに取り上げられることも少ない。

日本で裁判になっても、上記の件は、企業側が勝利することだろう。
せいぜい、雀の涙ほどの賠償金額で和解となるだけであろう。

ITの発達により、在宅で仕事ができる機会も増えてきた。しかし、そうした仕事(クラウドソーソング)は、そもそも雇用関係の契約とはならないので、最低賃金も無い。業務委託契約なので、
労働基準法の適用外であり(適用されない)、交通費や経費も保険もすべて自腹である。
しかも、中には勤務場所までの出勤を求める企業もあり(交通費支給無し)、
どこも労働者を保護してくれないのである。


2014年11月21日金曜日

今どきのJava SWT 64bit環境を使ってみる

久しぶりに、JavaのSWT環境を構築した。
導入してあるEclipseは、Androidアプリ開発用にも使用しているが、
GUIとしてJavaのSWTを使うことにした。
Swingでも良いが、SWTの方がやはりWindows風の見栄えで、パフォーマンスも良いからである。

Windows 7 Pro 64bitを使っているので、 SWTも64ビットで構築した。


1.EclipseのSWTのページ へ行き

ReleaseのStableのところの more... を選ぶと
2.Windows での64bit版のSWTもダウンロードできるページ

から、Windows (x86_64) (swt-4.4-win32-win32-x86_64.zip) を選んでダウンロードする。

次に、
3.Eclipseを起動し、
4.Eclipseのメニューから Importを選び、
5.Existing Projetcs into Workspace から Select Archive file で、
ダウンロードした swt-4.4-win32-win32-x86_64.zip を選び、
6.Projectsに、org.eclipse.swt が表示されていることを確認し、Finish。

7.SWTを使うJavaプロジェクトのProperties画面で、
8.Java Build Path から、Add ボタンを押して、Projectsタブ に、
org.eclipse.swt が表示されるようにしてから OKボタンを押す。

9.あとは、このJavaプロジェクトでサンプルのJava SWTプログラムを実行するだけである:
     確認のためのHello Worldプログラムである。

import org.eclipse.swt.widgets.*;

public class SWTHello {

public static void main (String [] args) {
    Display display = new Display ();
    Shell shell = new Shell(display);
    shell.setText("Hello World です");
    shell.open ();
    while (!shell.isDisposed ()) {
        if (!display.readAndDispatch ()) display.sleep ();
    }
    display.dispose ();
}
}
これで、どうしたという事ではないが、無料でプログラミング環境が構築できるので夢は広がるというものである。
しばらくプログラミングから遠ざかっていたので、こんなHelloWorldでも動くと何か嬉しい気がする。

2014年11月19日水曜日

各国のITエンジニアの年収比較

各国のITエンジニアの年収を比較してみました。

年収は、
Stack Overflow Careersサイト
に載っている各都市のCareer Salariesをクリックして得られる平均年収を整理しました。
 (1米ドル=117円、1ユーロ=146円,1豪ドル=101円,1ポンド=183円、1加ドル=103円で、円に換算)

ニューヨーク(アメリカ)の場合:
Web Application Developer, Software Developer, System Administrator
$107,732 (約1260万円) $94,440 (約1100万円) $93,868 (約1098万円)

バンクーバー(カナダ)の場合:
Web Application Developer, Software Developer, Product Manager
$70,591 (約727万円) $68,351 (約704万円) $110,095 (約1133万円)

ベルリン(ドイツ)の場合:
Software Engineer, Senior Software Developer, Mobile Applications Developer
€ 48,852 (約713万円) € 58,170 (約849万円) € 47,000 (約686万円)

シドニー(オーストラリア)の場合:
Software Developer, Senior Software Developer, Database Developer
$68,000 (約686万円) $87,500 (約883万円) $84,290 (約851万円)

アムステルダム(オランダ)の場合:
Mobile Applications Developer, Senior Software Engineer, Product Manager
€ 48,546 (約708万円) € 44,689 (約652万円) € 52,945 (約772万円)

ロンドン(イギリス)の場合:
System Administrator, Mobile Applications Developer, Product Manager
£42,000 (約768万円) £53,759 (約983万円) £51,275 (約938万円)

パリ(フランス)の場合:
Software Engineer, Senior Software Engineer, Product Manager
€ 40,112 (約585万円) € 50,483 (約737万円) € 58,276 (約850万円)

さすがにニューヨーク(アメリカ)は、ITエンジニアは高収入です。
日本の場合はどうでしょうか?

上記の Stack Overflow サイトは、障害発生やバグ情報等をネットで検索したことのある方なら一度は目にした事があるサイトだと思いますが、残念ながら雇用に紹介されている都市として日本の都市はありません。日本人の書き込みも見たことがありません。

つまり、日本はITの世界では、ITスキルを磨く上で適した国としてグローバルな認知は得られていないという状態です。外国人が、上記のような職種で日本にITを学びに来るには、給与の面からも魅力に乏しいということを示しています。

日本のITエンジニアの平均年収は、例えば、
ITエンジニアの平均年収(DODAから)

が参考になります。現実を直視しましょう。

※物価指数が考慮されていない等による正確性には欠けるかもしれませんが、海外で働けば、こんな年収が平均的なものであるということです。
生活し易さや、社会保障費や税金の話まで持ち出して、豊かさや満足度を議論しようとしているのではありませんので、あしからず。

個人タクシー開業は10年以上タクシー会社で運転手として働いた経験がないと開業できないという不思議

個人タクシー開業は、10年以上タクシー会社で運転手として働いた経験がないと開業できないという不思議


日本では、なぜ、こんな事に規制がかかっているのだろう?と思えることが非常に多い。

その1つが、個人タクシーの開業の条件である。
リストラされたサラリーマンや、定年退職後でも働きたい人達、定職に就けないが車の運転が好きな若者や長時間働くことが難しい女性等、少ない元手で個人タクシー開業という手もあるのではないかと思っていたが、個人タクシー開業の条件をネットで見て驚いた。

なんと、10年以上もタクシー会社で運転手として働いた実績がないと、個人タクシー開業はできないのである。上記のような希望を抱いていた人達は、まずタクシー会社で働いた実績を10年間積み上げないと、個人タクシーを開業できない仕組みなのである。
(※10年以上の職業としての運転手歴)

しかも年齢制限は65歳未満までである。

個人タクシーのテストは別にあるらしい。

確かに昔にタクシーの供給過剰とかのニュースがあった記憶がある。
しかし、本来は良いサービスをする業者が生き残っていくべき自由競争社会。
それを、10年以上も既存のタクシー会社で運転手として働いた経験がないと、開業させないと言ったことは、あまりに、既存のタクシー事業者に有利な条件ではないだろうか。

なぜ1年程度でもなく、10年なのか?
個人タクシー開業は予定事業内容審査やテスト実施くらいで事足りるのではないだろうか?

日本では新しいアイデアを活かしたビジネスを起こし難い国なのだ。

2014年11月18日火曜日

おススメのクラウドソーシングサイトはシュフティ(取り消し)。男性でも登録可能!

おススメのクラウドソーシングサイトはシュフティ(取り消し)

在宅で出来る仕事を探すためにクラウドソーシングサイトを色々と調べているが、
シュフティに出会った。
主婦だけなのかと思いきや、男性でも登録できるようである。
ここで、他のクラウドソーシングサイト(ランサーズやクラウドワークスやoDesk等)と比較して
お得なのが、なんとユーザー登録後にプロフィールを完成後にテストを受けると、
なんと2700円がもらえるらしい!
これは、ありがたい!
実際には、まだテストは受講していない。下調べをしてから受けたいと思っている。

シュフティは、ここ
シュフティ

訂正:シュフティでは、最初に2700円分のテストを受けられるだけであり、報酬として2700円がもらえるわけではありませんでした。ここに訂正します。
これによって、おススメと記載した事も取り消します。

2014年11月15日土曜日

マイクロソフトのVisual Studio Community 2013は個人開発者なら無償で利用可能

マイクロソフトからVisual Studio Community 2013というのが出た。

これは「Visual Studio Professional 2013」に相当する全機能を搭載し、ある条件の人達には無償で使えるもので、無償で使える人はどんな人達かと言うと、

個人開発者、学生、 オープンソース開発者、非営利団体、小規模な会社(保有PCが250台以下、年商100万ドル以下の企業なら、開発者5名まで)とのこと。

Visual Studioの無償版に「Express」エディションが存在していたが、
「for Web」、「for Windows」、「for Windows Desktop」のようにターゲット別に製品が分かれていたのが、Communityではすべてを統合した有償版のProfessional相当の機能となる。

Professionalと同等なので、例えば、C#を使って AndroidやiOSのアプリを開発できるツール「Xamarin」のアドイン「Xamarin for Visual Studio」は、従来のExpressでは使えないが、Communityでは利用可能になる。
CommunityとXamarinのアドインを使って、Visual StudioでもAndroidやiOS向けのアプリを無料で開発できるようになるらしい。

興味のある方は、以下のページから Visual Studio Community 2013についてとダウンロードページへ行ける:
Visual Studio Community 2013のページ

クラウドソーシングのoDeskで受注できる仕事の量を増やすには

クラウドソーシングのoDeskでは、最初は受注できる仕事の数が2つに制限されている。
せっかく応募できそうな良い案件の仕事を見つけても、この制限にひっかかると受注することが出来ない。

筆者自身も、2つだけだったが、1つ目の仕事で高評価のフィードバックをもらい、更に、 oDesk Readiness Test を受けて合格したことで、現在20個までになった。

1つ目の仕事で高評価を得るには、ただただまじめに仕事をこなしただけである。
疑問があればメールで問い合わせ、完了したら完了した旨のメールを英文でメールした、それぐらいのことである。
受けた仕事は、固定給での簡単なタスクとしての仕事であり、特にインタビューといった事も発生しなかった。 (oDeskの画面で「Accept Interview」のボタンを押して応募するが、メールで詳細な仕事内容を読んで仕事を受注する操作をするだけであり、簡単である)

 これだけだと、仕事の受注可能数が2のままなので、増やすためには、 oDesk Readiness Test を受けて合格する必要がある。
このテストは、オンライン上で受けるテストで、各問いに対して4~5個くらいの選択肢が表示されるので、 それから1つを選択して進めていく。
注意しないといけないのは、回答して次の問いに進んだら戻れないことである。 1問、確実に回答してから、次の問いに進む必要がある。 制限時間もあるが、全部回答するまでの時間や正答数から自分の順位やスコアが表示されるようである。
このoDesk Readiness Test は、その言葉通り、oDeskでの仕組みや仕事に関しての準備としての基本事項の確認テストであるので、 事前に、oDeskのHelpやoDesk Contractor Manual(PDF)を読んでおかないと、テストをパスするのは難しいだろう。

筆者も最初は不合格であった。英語を嫌がっていては何事も進まないので、時間をかけても良いのであるから、oDeskでのヘルプ等を読み それから oDesk Readiness Testを受ければ良い。
しかも、何度受けても良いので(何度不合格でも良い)、合格するまで頑張れば 受注できる仕事の数の制限を緩めることができる。

日本のクラウドソーシング(ランサーズやクラウドワークス)では、競争率が高く、応募しようとする際に、既にこんなにも多くの提案がなされているのかと、受注提案するにも気が引ける場合が少なくないが、海外でのクラウドソーシングで仕事を受注して稼ぐ方法も お勧めできるやり方だと思う。

2014年11月14日金曜日

青色LEDノーベル賞受賞者からの日本への熱いメッセージ

青色LEDノーベル賞受賞者からの日本への熱いメッセージ

 

 青色LEDでノーベル賞を受けた中村修二氏の「ごめん」を購入して読んでみた。
日本への本音での熱い思いが感じられる一冊だった。

なぜ「ごめん」なのか?読む前は、巨額の特許収入を得た後ろめたさのことか、あるいは米国に移住してしまったことなのかと思っていたが、そうではなく、中村氏の裁判により、これから先の未来の日本での裁判に研究者や技術者へ夢を与えることが出来ない結果を招いてしまったことにあった。
傍目からは、あんなに巨額の利益を得たのに、これからの研究者や技術者に夢を与えられないとは一体どういうこと?と思ってしまうが、実は、日亜化学が得た利益と比べれば、中村氏の発明対価は少な過ぎるものであり、しかも、中村氏は実質は裁判に負けることで、和解の落とし所を付けざるを得なかったことが、真実の追究や、発明の正当な対価を日本の裁判で明らかに出来ずに、悪い判例を残さざるを得なかったことに、「ごめん」と言っているのである。

しかも、裁判という争いに、最初に挑んできたのは、日亜化学側であり、中村氏は自分を守るためにも逆に自分も裁判を起こさざるを得なかったことや、日本の司法制度の悪い点等についても記載されている。

個人的にも感じてはいたが、日本の裁判はおかしい。この点を日本と米国で裁判を経験した当事者の立場から中村氏が解説してくれている。

多くの研究者やエンジニアに読んで欲しいと思う。


2014年11月13日木曜日

人工知能より振り込み手数料の無料化を望む

人工知能より振り込み手数料の無料化を望む


大手メガバンクで、米国IBM社製の 人工知能システム「ワトソン」を利用し、2015年に国内での顧客電話応対業務に活用するらしい。三井住友銀行とみずほ銀行である。

銀行業務の効率化や顧客サービス向上のためというらしいが、果たして、銀行の顧客が望んでいるのだろうか?

そんな事より、いつまで経っても、銀行の振り込み手数料が無料となっていない現実を改善して欲しい。
特に他行へ振り込む場合の手数料は高い。例えば、3万円以上を別の銀行へ振り込もうとすると、
吉野家の牛丼の値段より高いのである。
銀行窓口で振り込んでも、ATMで振り込んでも、インターネットで振り込んでも、高い手数料を支払わされている。
おかげで、振り込み手続きの回数を少なくする努力をしなければならない。
つまり、それだけお金の流通を妨げているのである。

人工知能によるサービス向上よりも、銀行が取り組むべき事は、振り込み手数料の無料化を成し遂げることではないだろうか。

2014年11月10日月曜日

フランチャイズの光と影

フランチャイズの光と影

早期定年退職した退職金でフランチャイズ店を開業して起業しようかと考えたことが何度もある。
アントレhttp://entrenet.jp/にも多数のフランチャイズの紹介等記事がある。

その中でも、特にコンビニ業界へは避けるべきだろうというのが個人的な意見である。
例えば、セブンイレブンは業界トップと言っても良いし、近所にあるセブンイレブンの店の品揃えも良い。
客としてセブンイレブンを利用するのはベストだが、オーナーとして自分の店でるセブンイレブンをフランチャイズ経営するのは、自殺行為だと思う。
なぜ、そう思うか、それは今までにもオーナーの苦労話や近所のセブンイレブンの状態等を見聞きしていたからである。
24時間営業で、休みなく、家族全員が店頭で仕事をしていた。せっかく教えても頻繁に辞めていくことで出入りの激しいアルバイト。人が育たないことで、結局、家族や休暇を犠牲にして営業を続けるしかないのである。しかも、稼いでもセブンイレブン本部へ何割かは送金しなければならない。
儲かるのは、フランチャイズの本部だけである。
こんなフランチャイズに多くの人が、もしも犠牲になっているのだとしたら、本当に哀しい限りである。
ネットでこんな記事が出ていたのを目にした:
本部に追い込みかけられ…セブン-イレブンオーナーの自殺者が続出!

現在も、まだ悲劇は続いているのである。

TV番組で、コンビニ業界の躍進や色々なサービスが宣伝され、良いサービスや品物が身近で手に入るようになって良かったと実感できることが、実は、こんなにもお店のオーナーやその家族を犠牲にして成り立っているのだとしたら、コンビニ店に対する見方が180度変わってしまうだろう。

新たな希望を抱いて起業する人達を食い物にするようなビジネスは止めて欲しいものだ。

2014年11月7日金曜日

多くの社員を客先常駐にするIT企業は無責任なピンハネ企業

多くの社員を客先常駐にするIT企業は無責任なピンハネ企業

ハローワークで情報産業系の求人を探すと、それなりに多くの企業が検索できる。
ほとんどが年齢制限を設けており、60歳付近まででの雇用である。
仕事の内容には、プログラム開発やシステム構築やスマホアプリ開発や運用保守等なんでもやれそうである。

しかし、仕事場所が最初から客先常駐、または1~3ヶ月の研修後に客先や取引先が職場となる求人が多い。

こうした会社は、IT系の仕事に応募してきた人材を、主に客先に派遣することによって収益を得ていると思う。悪く言えば、IT会社という皮をかぶった人材派遣業の会社ではなかろうか。
こういった会社が多い・・・。

派遣先(常駐先)の職場でOJTを通して仕事を学んでもらおうという姿勢は理解できるが、スキルのない若年の新入社員へもこうなのだろうか、それに多くは片道切符なのでは?

本来ならば、自分の会社で育てた人材を客先に派遣するのであれば、自分の会社で責任を持ってスキルを磨かせてから派遣し、その客先でのプロジェクトが一息ついたら、会社へ戻し、経験や学んだことをフィードバックしてもらい共有し、より多くの人材を育てるようなことをすべきである。

しかし、筆者の経験では、客先常駐となったITエンジニアは、たまに年末年始のイベント等に自分の会社から召集がかかるだけで、ほとんど自分の会社へ戻ることが無いのである。

自分の会社への帰属意識は無くなり、貢献しようとする気持ちは薄くなってしまう。
何か不満があっても、客先でのお客の言われるがままに動かざるを得ない立場になってしまう。
残業代を求めようにも、自分の会社の上司はあてにできず、しかも、月の上限額は決まっているため、サービス残業や休日返上しても支払われることは無い。自分の仕事を理解していない上司は、他に派遣できる人材を探していくつ契約したかで評価されるので、上司とは名ばかりで、相談等出来ないと言う。

いつから日本のIT産業は、こんな会社が多くなったのだろうか?
海外も同じなのだろうか?少なくともGoogleやAppleでは違うのではないのか?

いつまで経っても日本がIT産業でリーダーになれない理由の1つではないだろうか。

3Dプリントを学ぶ準備としてAutodesk 123Dをインストール

3Dプリントを学ぶ準備としてAutodesk 123Dをインストール 3Dプリンターを購入して、自宅でもの作りを始めたいと思っているが、 あまりCAD系の経験がないため、初心者向きで、なおかつ、日本語での解説書も併せて出版されている条件で探すと、 『 自宅ではじめるモノづくり超入門 ~ 3DプリンタとAutodesk 123D Designによる、新しい自宅製造業のはじめ方 ~ 』 というのがあったので、
 これに掲載されているAutodesk 123Dをダウンロードし、インストールしてみた。

個人的な使用であれば、無料で使えるようだ。

ダウンロードすべきものは 123D Design  で、
Autodesk 123D ダウンロードページ
から出来る。

他にも以下のようなソフトがダウンロードできる。
    123D Catch       Generate 3D models from photos
    123D Circuits    Design your next electronic project
    123D CNC Utility  Create files to drive CNC routers
    123D Creature     Create and 3D print fantastic creatures
    123D Design         Powerful 3D modeling for Mac and PC
    123D Make          Unique 3D models from 2D slices
    123D Sculpt        Tactile modeling for iPad
    Meshmixer          The ultimate tool for 3D mashups
    Tinkercad          Get started with 3D modeling
    The Sandbox     Check out our works-in-progress!

写真から3次元モデルを生成するものや(123D Catch )、クリーチャー(怪物)の作成に使えるモノ(123D Creature)なんかもある。


こちらにも解説がある。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/3dpnews/20140110_630338.html

3次元モデリングのために使用するので、
123D Design をダウンロードする。

Windows7 64bitなので、64bit板を選んでインストール。何の障害もなく、すんなりとインストールできた。
途中で Meshmixerという 3Dモデルのプリント用のソフトウエアのインストールも実施した。

具体的に購入しようとしている3Dプリンターがあるわけではないが、準備として3次元CADソフトに慣れておきたいといった希望からである。
まだ日本製の3Dプリンターが少ないが、これから多数出てくるのではないかと期待しているので、いつ出てきても対応できるように3次元CADに少しでも慣れておきたいのだ。


2014年11月4日火曜日

退職金を不動産投資に使うことを断念する

もう40~50冊ほどの不動産投資の本を読み、
少ない退職金を今後どのように運用していこうかと考えをめぐらせていた。
アパートやマンション経営といった大家としてのビジネスを始めようかと思っていたのである。

出来れば、近い場所で東京都内で良い物件があればと不動産会社へ連絡もし、ネットでも
楽待や健美家などの名の知れたサイトでも物件を探し続けていた。
利回りが12%以上のものに絞り、夫婦どうにか生活していけるだけの家賃収入があれば
年金生活まで持ちこたえればその後も生活していけるだろうという甘い考えであった。

利回り12%といっても、それは表面利回りであり、実際には空室が出たりするので、7~8%といった数値を見積もるべきである。しかも、現在は明らかにマンションやアパートは供給過剰で空室が増えていることから、満室経営に持っていくにはリフォームや宣伝費用等のコストがどうしてもかかってしまう。それに、固定資産税やローンの返済や管理会社への委託料といったランニングコストも問題である。

とてもではないが、アパート・マンション経営だけで生活していくのは、無理である。
家賃の滞納や裁判等が発生すれば、もっと大変になるので、管理会社に管理を委託するための費用もバカにならない。
不動産投資の書籍やサイトでは今が買い時だとか、サラリーマンでも大家になって大儲けみたいな話が載っているが、よ~く考えてみる必要がある。
 
 少子高齢化、空家や空室の増加、地方での人口減少と都会での人口集中・・・
いろいろ考えた結果、アパート・マンションを購入して大家として経営しても将来は無さそうだとの結論に至った。
ローンの返済のために働いて生きるのは馬鹿げている。
東京都内で良い物件があっても、とても手が出せないほど高額物件であり、私のような素人が手に入れられるならば、大手の不動産会社が購入しているはずである。

大切なお金であればこそ、自分自身の意思と責任において運用方法を決定すべきである。