自分の一生が100歳までだと仮定すると、
私は既にその半分を生きてきたことになる。
人並みに仕事を通じ、色々な経験をしてきたと思っている。
それほど後悔していることも無いし、
どうしても残りの50年近くまで生き続けたいといった願望は無い。
むしろ、もう死んでしまっても良いとさえ思う。
ときどき、自分が死ねば(不慮の事故等で)生命保険での保険金を
家族に残してあげられるので、そっちの方が、長生きなんてするより
ずっと良いと思うときがある。
生きることは苦しい・・・
昔、TV番組である老人が死に場所を探すために各地を廻っている話をきいたことがあるが、
そんな気持ちが少しは理解できるようになってきた。
自分の思うままに自分の尊厳を保ったままで自分らしく最期を遂げたいのである。
年齢を重ねれば重ねるほど知り合いも少なくなり、身体も不自由になり、ますます孤独に陥っていく・・・
老人ホームで日々美味しい食事をいただき、歌や踊りをしたり折り紙をしたり時々散歩したり・・・身体が自由なら良いが寝たきりだったりしたら・・・
果たして長生きを続けることは幸福なことなのだろうか?
Quality of Life
やはり、生きているときの品質、充実度が大事だと思う。
このまま死んだら、社畜としてのサラリーマン人生、会社の歯車としてだけ生きた人生しか残らなくなってしまう。
サラリーマン時代は、世の中の常識を疑わず、世論に流されてきたかもしれない。
しかし、実際には世の中の不合理なことや、世の中の常識が誤っているのではないかと思えることがだんだんと多くなってきた。
これは、比較的時間的に余裕が出て書籍を読んだり、街に出て見聞きし、自分で少しは考えるようになってきたおかげであると思う。
自分のやりたい事をやり、食べたいものを食べ、自分の基準に合った生き方をして死んでいく。
これで良いのだ。思い残すことはない。
ただ長く生きるより、短くてもいろんな風景のあった人生の方が幸福だと私は思うのである。
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