フリーで働くことになると、従来の雇用契約とは違った働き方となる。
表面上、自由な時間に自由な場所で作業を行い、
成果(結果)だけを出せば良いように考えられがちであるが、
働く側にとっての落とし穴がある。
業務委託契約という名前の契約である。
正直なところ、筆者もそれほど詳しくなく、業務が委託されたような、
上記のような考えの契約だと思っていた。
しかしながら、実際には、
なんと、労働基準法の適用外。
つまり、働くにもかかわらず、たとえば最低賃金も保証されないのである。
労災の認定・適用もないし、会社の提供する休暇もないのだ。交通費も支給されない。
そもそも労働基準法の適用されない労働って何?
最低賃金ももらえない労働って何(アルバイトより悪い)?と思ってしまう。
フリーで働くようになると、働く側が知らないことをいいことに、
会社側での経費を削減するために、こんな業務委託契約という
形態がはびこっているようである。
業務委託契約には、会社側からの指揮命令はないはずなのだが、実際には、社員と同じように、
出退勤管理(朝9時までの出勤義務など)や休暇申請管理(休暇取得のため、許可を申請)が課せられたりする。
成果が求められるが、成果がないうちは、働いていても、賃金はゼロである。
こんなにも会社側に都合の良い契約形態が許されている業務委託契約は、
ホワイトカラーエグゼンプションで働き方の自由度を広げる動きに伴い、
フリーランスの働き手にどんどんと忍び寄っている。
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