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2015年4月9日木曜日

JICAシニアボランティアとしての日本のITエンジニアの需要は無し

今年もJICAの海外ボランティアの募集がある。
説明会の開催場所は下記のページからも見ることができるので興味ある方は見たら良いと思う。
http://www.jica.go.jp/volunteer/seminar/

シニアボランティアについての需要はどうなのかと思い、下記のページを見てみた:
JICAシニア海外ボランティアの募集職種

いつも思うのだが、何と少ない人数であろうか・・・

しかも、日本のIT技術者関連の職種は極端に少ない。

電気・電子の素養がなければ、せいぜいPCインストラクターくらいしか需要はない。
日本が技術立国であるならば、本当はもっと多くのエンジニアを募っても良いと思うのだが、
あまりに少ない募集と、職種の狭さを感じてしまう。

発展途上の国には、農業等の第1次産業が必要とされる国が多い事は分かるが、
IT関連で技術者を育成したい国はないのだろうか?

中途退職または退職した多くのシニア世代のエンジニアは、海外では必要とされていないのだろうか?

確かに、日本はIT技術は先端を走っているとは言い難い。

しかし、海外でIT技術者を育成したり、アプリ開発ノウハウを発展途上国に教えたりすることはできるのではないかと思う。
むしろ急成長する必要がある発展途上国なのだから、急成長するITを活用して国を発展させることが必要となるのではないだろうか。
もちろん、電気が通っていない、停電が頻繁に発生する、飲料水が確保し難い、等などあるだろうが、そういった基盤が整備されてからでは遅過ぎるのだ。

JICAがボランティアの全てではないが、相変わらず狭い募集だと思う。
ボランティアの志を持ったシニアのITエンジニアには海外での活躍の場が無いのである。

それとも、やはり日本のIT技術者やITエンジニアと呼ばれる人達は、海外では役に立たない人材であるとJICAも認めているのであろうか。

とはいえ、本当にボランティアしたければ、JICAの枠に囚われずに行動するのが本筋ではあるが、
JICAのようにボランティアをしながら給与(報酬)が貰えるという経済的な点こそが、JICAの魅力なのだろう。

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