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2014年10月11日土曜日

なんかずれてる女性の社会進出に思う

最近、TVニュースや新聞では女性の社会進出の話題が多い。
これは良いことだと思うし、もっと社会進出して欲しいと思う。

しかし、そうかといって、企業に女性管理職の割合を数値目標として挙げさせる、または政府が目標値のガイドラインを出すと言ったことは、いかがなものだろうか?
女性であるというだけで、同じ能力の男性がいても、女性の方が管理職になるという。

もちろん、その女性が管理職になりたいという意思を持っているなら、良いと思うし、
これは、男性でも意思を持っているかどうかで決めれば良いと思うが、
女性と言うだけでそんな特権を与えて良いものだろうか。

まさに、性差別である。しかも、政府が性差別を後押し。

女性の社会進出を目指すなら、男女での賃金格差撤廃を企業に課すことが先決ではないだろうか。他にも、男女平等を目指してすべきことは山ほどあるだろう。

管理職になるかどうかは男女に関わらず本人の意思があるかどうかである。
もしも、能力の無い女性が管理職になったときの現場の戸惑いや混乱を想定できないのだろうか?
欧米がこうだから日本もこうでなければいけないと言った発想は、ここでもずっと続いている。

残念なことに、日本では働きたくないという女性も多い。
早く結婚して子供を産んで専業主婦として生活していきたいといった女性達だ。
家事もあり育児も大変で内助の功として夫を支える立場も分かる。
職場復帰したければ復帰できるような制度や仕組みを整えるのが政府のやるべきことである。

職場での女性にも特に出世したいと希望する女性はそれほど多くはいない。
組織で生きていれば、それなりの責任分担が発生してくるので管理職にはなりたくないと言う。


管理職になれば、通常、帰宅時間も遅くなるし、あるときには部下を叱責したり、お客様にはお詫びする場面が出てくるかもしれない。
部下やお客様から嫌われたりすることも覚悟し、組織を引っ張っていくことが必要なのだ。
つまり、これまで男性が負ってきた苦労を、女性も同じように負うことになるわけである。
管理職の数に女性を増やしても、立場に沿った責任を負わないなら、現場が困るだけである。

男性は、小さいころから、泣くなとか感情を抑えて表に出さないように躾けられた。
女性は、逆に、泣いても笑っても、感情表現豊かに表に出しても良いように躾けられてきた。
あるときには感情を抑え、あるときには感情豊かに、場面に沿って自己をコントロールできる管理職が、男女に関わらず増えて欲しいと思う。



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